風 景 青 森 |
恐山 |
訪問日 |
2013年 8月 |
詳 細 |
青森県 むつ市にある霊場です。 高野山、比叡山と並んで「日本三大霊山」とされています。 恐山とは宇曽利湖(うそりこ)というカルデラ湖を中心とした8つの外輪山の総称です。 一般に恐山と呼ばれているのは、湖の畔にある「恐山菩提寺」です。 「うそり」とはアイヌ語で窪地の意味でカルデラの事を指しています。 宇曽利湖は恐山境内付近から温泉が流れ込んでいるのと湖底から硫化水素が噴出している為、湖水は強い酸性で 生物はほとんど生息していません。 魚類はウグイのみですが、このウグイは世界で一番酸性度の強い湖に棲む魚類とされています。 恐山菩提寺は862年に開山したお寺で、天台宗の修験道場として栄えました。1457年に廃寺となりましたが、1530年に 再興し霊場として全国に知れ渡り多くの参拝者が訪れる様になりました。 下北地方は地蔵信仰の厚い地域なので、このお寺にもたくさんのお地蔵さんがあります。 恐山ではイタコの口寄せが行われる事でも有名です。イタコが恐山に登場したのは戦後であり、イタコは菩提寺とは関係なく、 開山期間中に青森などから来ているそうです。 境内には温泉が湧いていて参拝料が必要ですが、無料で入る事が出来ます。 温泉名は「恐山温泉」で、明治〜昭和初期あった恐山鉱山の削岩時に噴出したそうです。 源泉掛け流しで泉質は硫化水素含酸性緑ばん泉、温度は70〜90℃だそうです。 自分で加水し温度調整を行います。小屋内は硫黄の匂いと暑い湯気で正に「温泉」といった雰囲気があります。 良い温泉なので立ち寄った際は是非入浴を。ただ、強烈な硫黄泉である為、入浴前に注意事項をよく確認しましょう。 |
行き方 |
下北半島のちょうど中央部にあります。 むつ市街地から県道4号線で大畑方面へ行くと途中にあります。 |