風 景

長 崎


 長崎市内(出島)


   訪問日


 2013年 5月


詳 細


 長崎市内観光シリーズです。
 市内にはたくさんの観光名所があります。
 散策には路面電車が便利です。
 1回乗車120円ですが、1日券が500円で販売されています。

 
 今回は出島を紹介します。
 歴史の教科書に必ず出てくるのでご存知かと思います。
 
 1636年に江戸幕府が日本にやってくるポルトガル人を管理する為、長崎の有力な町人25人に出資させて
 造らせたのが出島です。
 建造費は銀200貫目=約4000両=約4億円だそうです。
 1639年にポルトガル人が国外追放され無人となりましたが、1941年にオランダ商館が出島に移され
 今度はオランダ人の管理の為に使用される様になりました。
 以後1859年の長崎他開港までの218年間、日本で唯一西洋に開かれた玄関口となりました。

 出島の大きさは東・西側(側面)70m、北側(陸面)190m、周囲563mで面積が15,000平方メートル、
 日本武道館とほぼ同じだそうです。

 出島は文字通り海岸線から飛び出した島でしたが、開国以降次第に周囲が埋め立てられていき
 明治37年(1904年)に完成した港湾改良工事で完全に内陸化してしまいました。
 現在は扇形の姿を再現する為に発掘・修復作業が行われています。

 出島が扇形をしている理由には、
  @将軍が島の形をどうするか聞かれた際に、自分の扇を出して「これを見本にしなさい」と言った。
  A陸側を海岸線に沿って弧を描き、海側も面積を出来るだけ大きくする為に扇形になった。
  Bカーブをつけ高波の影響を小さくする為に扇形にした。
  C隣の丘の上にある長崎奉行所から内部の監視がしやすい様に扇形にした。
 以上の4つの説がありますが、現在でもはっきりとした理由はわかっていません。


 出島自体やの建物は時代の流れと共に失われましたが、現在は当時の姿へ戻す為の復元が行われています。
 今も工事中で今後さらに建物や橋が復元されるそうです。


行き方


 長崎電気軌道(路面電車)第1系統の出島電停からすぐ、又は築町電停で降りて徒歩1分です。
 築町電停は第5系統も通る為、第4系統からも乗換えで来れます。
 入場料は500円です。






入り口。
建物は旧出島神学校です。








出島内には発掘された物や引揚げられた品物が展示されています。








ミニ出島。
15分の1模型です。
1820年頃の出島を描いた図が参考になっています。












表門。
出島唯一の出入り口でした。




ここから対岸に橋が架かっていました。




復元された建物群。
内部は展示室や資料室になっています。




県の天然記念物「デジマノキ」。
オランダ人がジャカルタから持ち込んで植えたそうです。
この種類は日本でここにしかないそうです。




奥の建物は旧長崎内外クラブ。
現在はレストラン。




南側護岸石垣。
当時の工法を用いて復元してあります。








出島橋から。
浅くなっている所は変流工事で削れれた部分。




出島電停側から。




表門。
今後の復元工事でこの間に橋を架けるそうです。




東側。
アスファルトの色が違う部分までが出島でした。
西側も同じ様な舗装がされています。




水門。
昔は荷揚げ場がありました。
現在は入り口。
西側(出島電停前)にあります。




出島橋。
1890年製、日本最古の現役鉄製道路橋です。
1910年に移設されました。








九州初の電話交換局跡。
碑しかありません・・・




新地中華街から。
街の中に溶け込んでいます。




中華街の入り口。






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