風 景 奈 良 |
屯鶴峯(どんづるぼう) |
訪問日 |
2014年 9月 |
詳 細 |
奈良県 香芝市にある奇石群です。 “どんづるぼう”と読みます。 奈良県の天然記念物に指定されています。 二上山の火山活動で隆起、露出した地層が1500万年に及ぶ歳月の間に侵食され奇石群となりました。 この地層は、二上層群ドンズルボー累層と呼ばれる白色凝灰岩(ぎょうかいがん)です。 この珍しい石は古くより石棺や寺院の基壇に使用されていたそうで、周囲に石切り場跡が見つかっているそうです。 遠くから眺めると松林に多くの鶴が屯(たむろ)しているように見える事から、「屯鶴峯」(どんづるぼう)と名付けられたそうです。 戦時中に巨大な防空壕が築かれた事でも知られています。 戦争末期に陸軍が本土決戦の際、航空部隊の戦闘司令所に使用する為に建設しました。 二つの壕に分かれていて、全長が2km程あるそうです。 現在は、壕の一部が京都大学による地震研究の観測所として使用されています。 日本のカッパドキアなどと呼ばれる事があります。 (トルコのカッパドキアとは規模が雲泥の差ですが・・・) |
行き方 |
香芝市内より国道165号線を大阪方面へ行き、田尻峠の手前にある穴虫交差点より県道703号線へ入ります。 少し行くと駐車場があります。 南阪奈道路 太子I.Cから府道703号線を奈良方面へでも行けます。 |