鉄 道

青 森


 新中小国信号場


   訪問日


 2013年 8月


詳 細


 JR海峡線とJR津軽線の信号所です。“しんなかおぐに”と読みます。
 所属は海峡線なのでJR北海道の管轄になります。

 信号所とは、構内に分岐器や信号設備を持ち列車が停止できる施設を備えた停車場のうち、
 原則旅客扱いを行わないものを言います。
 間単に言うと列車の行き違いや待ち合わせを行う設備で、ホームは基本ありません。
 全国にまだたくさんの信号所がありますが、この信号所は構造が特殊(海峡線と津軽線の分岐・海峡線が複線から
 単線に変わる・海峡線での列車待避)で、長大貨物列車が通ることから有効長がかなり長いのが特徴です。

 青森方からだと津軽線から海峡線が分岐する構造になっていますが、電化・高規格路線が分岐するので
 正面から見ると不思議な光景です。
 構内の青森方端にJRの会社境界の看板が立っています。
 旅客上の会社境界は隣の中小国駅になります。(海峡線の起点でもあります)

 建設が進んでいる北海道新幹線との合流地点の近くに位置し、新幹線開業後も青函トンネルを貨物列車が
 通る際に合流する施設として使用される予定です。(青函トンネル内は3線軌条の予定)


行き方


 青森市内から国道280号線を北上し、外ヶ浜町(蟹田駅)で海岸端から山側に入ります。
 県道12号線沿いにあります。(津軽線も並走しているので分かりやすいです)
 大平駅の手前に信号場があります。






青森方から。
右へ分岐するのが海峡線で直進は津軽線です。
分岐器の所から明らかに線路の状態が違うのがわかります。




北海道へ向かう特急。




貨物列車は中央の待避線にずっと止まっています。




後続の貨物列車も通過。




今度は北海道から特急が。




青森方。
ここも津軽線になりますがお金の掛け方が全然違う・・・。




今度は津軽線の列車。




左右に揺れながらのんびり走って行きました。




止まっていた貨物列車がやっと出発。




分岐器の横にある会社境界の看板。




津軽線用の信号機。
覆いが標準仕様です。




こちらは海峡線の信号機。
本州なのでそこまで雪に影響されないと思いますが、北海道仕様?となっています。
同じ国鉄から分かれたとはいえ、少しずつ会社毎に変わっていくのですね。




信号所の端。
左の高架は新幹線です。
ここが在来線との合流地点になります。




新幹線開通後は貨物列車のみの運転となるので、
この特急ももう少しで無くなってしまうのですね・・・。






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