鉄 道 群 馬 |
土合駅(地上) |
訪問日 |
2011年 9月 |
詳 細 |
群馬県 みなかみ町にあるJR東日本 上越線の無人駅です。 ホームが地下にあるトンネル駅で、階段が486段もある「日本一のモグラ駅」として有名になっています。 川端康成の小説「雪国」の冒頭に登場するトンネルのモデルになっているトンネルの近くにあります。 そのトンネルは現在上り線に使用されている清水トンネルです。 この駅は1931年(昭和6年)に上越線の信号所として開業し、翌年から冬季のみの旅客営業を開始。 1936年に駅に昇格し、1967年(昭和42年)の新清水トンネル開通(上越線複線化)に伴い 下りホーム(地下)を新設しました。 駅舎と上りホームは地上にありますが、下りホームは新清水トンネル内にあります。 地上部は143mの連絡通路と階段2ヵ所(24段)、地下部は338mの階段(462段)を通らなければなりません。 改札から下りホームまで10分かかるので、有人駅時代は下り列車の改札は10分前で締め切られていたそうです。 駅舎の標高は653.7mですが、下りホームは583mなので、標高差が約70mもあります。 何故こんな構造になったかというと、前述にある様に元々開業時は単線であったのを新トンネル開通に合わせホームを 新設した事にあります。 土合駅を挟んで両隣の駅の間には、上りはトンネル3本とループ線がありますが下り線は新清水トンネル1本だけです。 長大トンネルを掘る技術が向上した結果ですが、技術の進歩は良い事ばかりでは無いという事に気付かせてくれます。 駅前には何も無く(近くにドライブインはあります)乗客はほとんどいません。本数も一日5往復程度です。 ただ、夏期は谷川岳への登山客が多く利用しています。夜に行くと山小屋か?というくらい人が寝ています。 地上は通信3社の携帯が使用可能ですが、地下はNTTドコモのみ使用できます。 (田子倉駅の事といいドコモは恐るべしです) 土合駅(地下) のページへ 通年営業のトンネル駅 湯檜曽駅(JR東日本 上越線) 筒石駅(JR西日本 北陸本線) 美佐島駅(北越急行 ほくほく線) 湯西川温泉駅(野岩鉄道 会津鬼怒川線) |
行き方 |
前橋から国道17号線を北上して、みなかみ町で国道291号線に入りさらに北上します。 国道291号線は土合の先で点線国道になるので見つけやすいと思います。 駅前に大きな広場があります。 |