鉄 道

北海道


 抜海駅


   訪問日


 2016年 8月


詳 細


 北海道 稚内市にあるJR北海道 宗谷本線の駅です。
 日本最北の無人駅です。また最北の木造駅舎でもあります。
 駅舎は開業時のまま使用されていますが、劣化した一部がサイディング張りに改修されています。
 「雪切り室」と呼ばれる二重扉になっており雪が室内に入らないように工夫されています。
 冬季の地吹雪が強烈らしく厳重な覆いで囲まれています。

 駅構造は2面2線の相対式ホームで交換駅となっています。
 ホーム南側の構内踏切で連絡しています。

 1924年(大正13年)開業。
 1977年(昭和52年)貨物扱い廃止。
 1984年(昭和59年)荷物扱い廃止、同年11月に出改札業務が廃止され旅客営業終了。
 1986年(昭和61年)電子閉塞化に伴い閉塞扱いの職員配置を廃止、完全無人化。

 駅前には数件の民家があるのみで、その他はクマザサに覆われた荒野と牧草地が広がっています。
 最寄の市街地は2kmほど離れた海沿いの抜海地区です。


行き方


 北海道西岸沿いにあります。
 稚内市内より道道106号線(オロロンライン)を南へ行きます。
 少し日本海に突き出した抜海岬の手前1km程の所にある道道510号線との交差点を入ります。
 直線を高台に上がった先の90度折れる正面に駅があります。






駅舎。








入り口。
サイディング張りに改修されています。




内扉。








昔の窓口は封鎖されています。




列車は一日3往復半。
二つ先は北部では大きな都市の稚内ですが・・・












建屋が二重構造になっています。




ホームへ。
右の駅名標は貝殻を詰めて製作されています。




南方(名寄・旭川方面)。




駅舎と。




駅名標。
ナンバリングされているので最近更新されたもよう。








南方に構内踏切があります。




踏切というよりもただの渡し板。








ホームまで5mの標識。
冬は必要なのでしょう。




















稚内方。
ホームは短いですが、構内はかなりの有効長があります。




改札口正面。








すごく大事です。




趣のある良い駅でした。




道道を向いて。
右側に数軒の民家があるのみです。








駅近くには牧草地あり牛が放牧されています。




くつろいでいます。




抜海駅南側の踏切へ。








カバー付き信号機。




遠くに駅が見えます。










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