鉄 道 宮 城 |
作並駅(日本交流電化発祥の地) |
訪問日 |
2013年10月 |
詳 細 |
仙台市 青葉区にあるJR東日本 仙山線の駅です。 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の2面3線から成る地上駅です。 過去に機関区があった為、構内が広く機関庫の名残が残っています。現在は保線基地と使用されています。 日本交流電化の歴史が始まった駅で、ホームに記念碑があります。 1953年に仙山線の電化に向けて交流電化調査委員会が組織され、 1954年9月に仙山線 北仙台〜作並間(23.9km)の交流電化(50Hz、20kV)工事が完了し、10月より機関車、 1955年8月から翌年3月まで地上設備と国産交流機関車ED44-1による試験運転を開始しました。 この試験結果により交流電化の有効性が実証され1957年9月より仙台〜作並間で営業運転が始まりました。 作並駅より山形側は仙山トンネルの煤煙対策により直流1500Vで電化されていた為、この駅に日本初の 交直セクションが設けられました。 その後、奥羽本線の交流電化に合わせ作並〜山形間が交流電化に変更され、1968年にセクションは廃止されました。 上記の電化技術が後の北陸本線・奥羽本線などの交流電化、新幹線の電化技術の礎となりました。 ニッカウヰスキーの仙台工場が近くにあり過去には専用線による貨物輸送が行われていました。 駅開業時には周囲に3軒しか住宅がなく、鉄道職員の住居が作られるなどして集落として発展しました。 近くに作並温泉があり、ニッカウヰスキーと合わせて観光地となっています |
行き方 |
仙台市と山形市の中間あたり、 両市を結ぶ国道48号線沿いにあります。 宮城県側の国道と仙山線が離れる付近です。国道に小さな標識があります。 |