風 景 愛 媛 |
佐田岬灯台 |
訪問日 |
2014年 5月 |
詳 細 |
愛媛県 伊方町にある灯台です。 四国最西端の佐田岬半島の先端に建っています。 日本の灯台50選に選ばれています。 初点灯は1918年(大正7年)4月で、対岸の関埼灯台から灯火設備一式を移設して建てられました。 構造は白色 塔形 コンクリート造、光度は25万カンデラで光達距離は約35kmとなっています。 対岸の佐賀関までは約14kmなので十分、九州まで光が届く設計となっています。 1966年にはレーマークビーコン(電波灯台)が併設されレーダーによる航行安全に寄与しましたが、 GPSの普及によりこちらは2009年に廃止されました。 この灯台には海峡を通過する船舶に岬の位置を知らせる他に重要な役目があります。 佐田岬の南沖合い650m付近に黄金碆(おうごんばえ)と呼ばれる岩礁があり航行の障害となっていました。 1950年に岩礁上に灯柱が建てられましたが、保守が大変で危険を伴う事から1976年に黄金碆照射灯を設置し 灯台から直接、岩礁を照らす方法に変更されました。 現在も灯台から黄金碆を照らし航行する船舶に岩礁の存在を示しています。 佐田岬は佐田岬半島の先端にあります。 佐田岬半島は中央構造線に沿って約40kmも続く細長い半島で「日本で一番細長い半島」として知られています。 平野部がほぼ無く、海岸からすぐ背骨の様にせり上がった山が連なります。 縦貫する道は国道197号線で、現在は中央付近にバイパスが開通し便利になっていますが、かつては海岸線を 縫うように走りすれ違いが困難な「酷道」であった為、国道番号の197を語呂合わせで「イクナ」国道と呼んだとか。 また、途中にある三崎港から国道197号線の海上区間にあたる「国道九四フェリー」が大分県との間で運行しています。 |
行き方 |
松山自動車道 その他各国道で八幡浜市へ向かいます。 八幡浜市内より国道197号線(佐田岬メロディーライン)で伊方町(三崎地区)方面へ。 三崎地区からは県道256号線で道なりに行くと終点が駐車場になります。 県道は見通しが悪く道が狭いので対向車には十分注意が必要です。 |