風 景 香 川 |
男木島灯台 |
訪問日 |
2016年 7月 |
詳 細 |
香川県 高松市 男木島にある灯台です。 男木島は「おぎじま」と読みます。 1895年(明治28年)12月初点、総御影石の石造灯台です。 レンズはLB−30、単閃白光 毎10秒に1閃光、光度10万カンデラ、光達距離12.5海里(約23km)、 塔高12.4m、灯火標高15.7mです。 無塗装の灯台で、日本にはこの男木島灯台と角島灯台の2基しかありません。 日本の灯台50選、保存灯台 Aランク、土木遺産となっています。 日清戦争後、備讃瀬戸海域における海上交通量が増加した事に対応する為、備讃瀬戸東航路の東端に位置する男木島に 日本人独力で建設されました。 明石海峡に次ぐ全国2位の海上交通量を誇る航路を眺める事が出来ます。 「庵治石」として知られている御影石で造られています。花崗岩の一種ですが、他地域のそれとは違い構成している鉱物の 結晶が小さく結合が緻密なため非常に硬い特徴があります。 水晶と同等の硬度を有しているので細かな加工が可能で、水を含みにくいため風化にも強く、建設から120年を経ちましたが ほぼ当時のままの姿を残しています。 庵治石の素材を活かすため無塗装としています。 点灯当初は石油灯で、1933年(昭和8年)にガス灯、1961年(昭和36年)に電化されました。 1987年(昭和62年)4月に無人化され、1999年(平成11年)に現在のメタルハライドランプに変更されました。 灯台守を描いた映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台にもなっています。 |
行き方 |
高松港から雌雄島海運フェリーで約40分で男木島に行けます。 港から30分ほど歩くと灯台に着きます。船を下りて左方奥に灯台への道があります。 男木島は猫の島としても有名で、集落内に多くの猫がいます。 |